2012年5月24日木曜日

ビザ取得で渡米するための手続きの詳細(一連の流れ)

ビザ取得までの一連の流れ


この記事では、旅行など短期渡米する方のためのアドバイスをしたいと思います。

ビザ取得手続きで、何から始めてよいのかわからないことだらけだと思うので、
知人のために旅行ビザ取得の手伝いをした管理人の手順を、説明したいと思います。


1.目的と旅程を決める

まず、当然ですが、旅程を決める必要があります。どこに訪問し、いつからいつまでの期間訪問するのか、何を目的に渡米ないしは海外へ旅行するのかを、はっきりさせる必要があります。

当然、大使館のほうから、渡米目的は何かを面接で聞かれるので、ある程度説明できるように目的をはっきりさせるべきです。中には、ただ海外に行きたいという漠然とした考えがあって、長い期間(一か月など)滞在を希望したりする方がいるようですが、財政的に可能なのか、また仕事はどうなのかなど、相手が疑問に思うようなことをしっかり説明できるようにするべきです。

後ほど、提出書類について述べますが、財政証明の書類などを提出する必要があるので、ごまかしは利きません。目的に合った滞在をするべきです。

ちなみに、知人は親族訪問のため1か月近くの滞在するということを、面接で述べました。インビテーションの書類も提出していたのですが、そのように財政的に支援してくれる方の書類なども提出すると、信頼性が高くなり、ビザの取得が容易になるようです。

ただし、旅行の場合は、滞在期間に必要な財政を証明できれば、インビテーションは不要で、簡単に旅行ビザを取得できるかと思います。
 

2.ビザ申請の手続き

旅程が決まったら早速ビザ申請の手続きをします。基本的には、出発時期の4か月くらい前から手続きをしたほうが良いでしょう。というのも、海外に行くためには航空チケットの手配も必要です。海外旅行でできるだけ安いチケットを購入したい方は、ビザ申請を早めに済ませるのがよいです。

実際のビザ申請手続きの流れは米国大使館のサイトが一番丁寧に説明しています。

米国ビザ申請 (日本語案内)を参照してください。

なお、ビザ申請手続きにおいて、非移民ビザ電子申請 (DS-160) フォームに英語で記入する必要があり、また、クレジットやATMからビザ申請料金を支払うことで、面接のステップに移ることができます。

申請書の内容については「DS-160 オンライン申請書の内容詳細」の記事
で紹介しています。


 3.面接

 面接のステップに移るためには、非移民ビザ電子申請 (DS-160) フォームに個人情報と渡米に差支えがないかなどの確認事項を記述するとともに、ビザ申請料金を支払うことで、面接の予約を入れることができるようになります。

面接は直近の予定がすでに入っているので、おそらく3週間後くらいがめどになるだろうと思います。 知人のDS-160フォームを記述してビザ申請料金を支払ってから、面接予約の確認をしたところ、3週間後に日程を入れることができました。

夏や冬休みなどの時期は海外旅行者が多くなるので、面接の予約が多くなると思われ、 場合によっては一か月面接の予約で埋っている可能性もあります。

そういった意味で、早めのビザ申請手続きをが大切だということです。

4.ビザ発行後、航空チケットの手配

面接が終わって許可が下りると、ビザ申請者にビザを受け取った時の案内の用紙がもらえます。通常一、二週間後にビザ付きのパスポート(再入国許可書)が返却されますが、知人の例では、1週間もたたずに発行され、手元に届いています。

ただし、問題がある場合には、さらなる書類の提出を求められ、審査が継続されてしまう場合があるので、そこのところには注意が必要です。

航空チケットは、出発日時と帰国日時をあらかじめ決めておくFIX航空券が格安のチケットです。格安航空チケットの大半を占めます。

あらかじめ復路(帰国日)を決めたくない場合、OPEN航空券を購入することで、期間内のいづれかの便で帰国日を決めることができます。このOPENチケットも格安の部類に入ります。

こういったチケットを購入したい場合は、出発の3か月前くらいには予約を入れていないと、すぐに満席となってしまい、格安のチケットがなくなってしまいます。ですので、できるだけ早めにビザの申請手続きをすることをお奨めします。特に、右のサイドバーで、大手の格安サイトを紹介していますので、参考にしてください。HISやエクスペディアなどのキャンペーンも狙いどころです。

外国籍の方のビザ取得からチケットの購入までの流れは、ざっと以上のとおりです。

ビザ電子申請フォーム(DS-160)はそれほど難しい内容ではないので、代行業者に頼んで2,3万円を払うよりは、自分で頑張って記述したほうが安く浮きます。

間違って記述するとアメリカに二度といけなくなるという心配をもっている方がいるかもしれませんが、故意でなく単なる間違いであれば、なんら問題ありません。ただし、名前のスペルミスだけはやってはいけません。

不法を働く目的でアメリカに渡ろうと偽った場合、見抜かれたときは2度と渡米できなくなりますので、そういったことは絶対にしないようにしてください。必ず見破られます。


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